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帽子わたぼうしと卯月兎

不完全自動生成、CPUララバイ(子守唄)ノベルオリジナル。リラックス&ナンセンス。このブログに書いた後サイトにまとめています。

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テッセン、クレマチス。ツルが鉄線

もっと上まで続いていそうですが、ノースリーブオレンジ色チャイナ服の下に、裾広がりドレープたっぷりの真っ白い長袖を着ているのでその上は見えません。
「合言葉というわけではないのですよ」

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笑む口元と鉄扇

「間違ったとしたら真っ二つだったかもしれない」と竜胆色(りんどういろ)が囁いていると、手首から指先に蔦の巻きつく唐草模様の刺青をした人が出てきました。

トラ・トラ・トラ

兵士は青龍刀をヒヤシンスに向けたまま、革の扉を少し開け、顎で入れと言っています。
「あれが合言葉なら、海とでも応えればよかった」と、入って幕がぐわりと閉まった後に綿帽子は耳打ちしました。

レディーファシスト

急に岩屋の正面に出ました。厚い天幕が扉になっています。
青龍刀をさっと秘色色(ひそくいろ)に向けた兵が、綿帽子に声をかけました。「山」
「川」

猫熊散歩

竹の中を歩きます。下草もない竹密林です。
「たぶん、獣道くらいはあると思うの」と綿帽子。
「これも極相林でしょうか」と、ピジョンブルー

緑の回廊(コリドー)

その先には竹林が続いていました。
「パンダはこれを食べるなんて、口の中が切れそうね」と綿帽子は思います。
フワフワの白いミトンとモヘアのスパッツをはいているので、笹に引っかかっても平気です。

不凍川とスイーツ情報

林は白樺の林でした。
音の結界は川のせせらぎの音のためにあるようでした。
「切り目をつけて一晩待つと甘い樹液が凍り付いていますよ。ロシアの捕虜だったときに、ロシア兵が教えてくれたのです」

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