鬱蒼とした森なので、綿帽子が歩くとふわふわのオーガンジーがあちこち引っかかって裂けてしまうのです。綿帽子は枝を避けきることができませんでした。腕はショールで覆っても、膝と靴下の間が引っかき傷だらけです。ホライズンブルーは綿帽子が通りやすいように枝や潅木や草を除けてくれるのですが。
服のカギ裂きになったところは、すぐに雪の結晶のように素敵に綺麗で様様な模様のチュールレースになるので、前より素敵になるのでした。一番上のオーガンジーだけ木や草の色を映して緑色に染まってきて、メイクィーン(五月の女王)のようです。